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チャイルドシートは、6歳未満の子を車に乗せるときに使う、子ども専用の座席です。使う義務は生まれたばかりの赤ちゃんにもかかり、国土交通省は退院する日の車から必要と案内しています。出産してから選ぶ時間はないので、妊娠中に用意しておくことになります。後ろ向きをいつまで続けるか、回転式と固定式の違い、レンタルで済ませる方法まで、警察庁・国土交通省・JAFとメーカー公式の情報で確かめました。楽天の価格は23,100円から(2026年10月10日時点)。

いつからいつまで使う?
| 👶 使い始め | 新生児(退院の日から) |
| ⚠️ 前向き | 15か月超かつ身長76cm以上 |
| 🏁 使える上限 | 身長105cm(4歳ごろ・この記事の3台) |
| ⚖️ 法律の義務 | 6歳未満(運転者の義務) |
| 💰 価格 | 23,100円〜(楽天・10/10時点) |
チャイルドシートは体の大きさで3つに分かれます。JAFは「新生児から使える乳児用ベビーシート」「1歳頃から使える幼児用チャイルドシート」「4歳頃から使えるジュニアシート」の3パターンがあると説明しています。
- 👶 乳児用ベビーシート(新生児〜1歳ごろ)
- JAFの目安は生後15か月未満かつ身長83cmまで
- 眠った赤ちゃんを乗せたまま運べるキャリータイプもある
- 🚗 乳児・幼児兼用(新生児〜4歳ごろ)
- JAFの目安は身長105cmくらいまで
- 回転式や横向きのベッド型もこの種類
- 🎫 ジュニアシート(4歳ごろ〜)
- JAFの目安は身長150cmくらいまで
乳児用ベビーシートは、JAFが「使用期間が1歳頃までと短いためその後はチャイルドシートの買い替えが必要となります」としています。1台で4歳ごろまで通したいなら、新生児から使える乳児・幼児兼用を選びます。この記事で紹介する3台もすべて兼用で、使えるのは身長40〜105cmです。
後ろ向きは何か月まで?
今の安全規則R129では、15か月までは前向き禁止です。JAFは、旧規則R44が後ろ向きの期間を「体重のみ(体重9kg未満)」で決めていたのに対し、R129は「身長に合わせたもの(身長76cm以上)」とし、「月齢15ヶ月を超えるまで前向きタイプの使用を禁止とした」と説明しています。
旧規則のころ、前向きにできる目安は12か月ごろでした。上の子のときの感覚で1歳の誕生日に前向きへ変えると、今の製品では使い方の誤りになります。
後ろ向きにする理由について、JAFは「前面衝突時、乳児が背もたれ全体で衝撃を受けることから、前向きより後向きタイプの方が衝撃からの負担が軽減される」としています。
15か月は「前向きにしてよい最も早い時期」で、後ろ向きを終える期限ではありません。紹介する3台の公式の使用条件は次のとおりです。
- ⚠️ 後ろ向き:身長40〜105cm
- 3台とも105cmまで後ろ向きで使える
- 👶 前向き:身長76cmかつ15か月を超えてから105cmまで
- コンビは「お子さまの月齢が15ヵ月、かつ身長が76cmを超えるまでは、前向きで使用しないでください」と取扱説明書に記載
後ろ向きのチャイルドシートは、エアバッグのある助手席には付けません。国土交通省は「助手席に後ろ向きチャイルドシートを取り付けることは、きわめて危険ですので絶対にやめましょう」としています。JAFも、乳児用は後ろの座席に、乗せ降ろしを考えると歩道側(左側)がよいと案内しています。
いつ買う?退院の日から
国土交通省は「チャイルドシートは生後何ヶ月から必要なのですか」という質問に、「新生児であっても、マイカー等自家用自動車を利用して病院から退院する場合にはチャイルドシートを使用しなければなりません」と答えています。
JAFも「退院するときは、自家用車で帰宅でしょうか?であれば、妊娠期間中に、チャイルドシートを準備しておきましょう」としています。車内で抱っこして乗る、クーハン(持ち運び用のかご)に寝かせて乗る、はどちらも代わりになりません。
買ったら、退院の前に一度車に取り付けておきます。警察庁とJAFの調査(2026年5月)では、取り付けたチャイルドシートのうち適切に取り付けられていたのは77.6%、子どもを適切に座らせられていたのは58.7%でした。
車によっては付けられない製品もあります。国土交通省は、汎用型でも「すべてのチャイルドシートが全ての自動車に取り付けられるわけではありません」として、メーカーの車種別の適合表で確かめるよう案内しています。買う前に、自分の車がメーカーの適合表に載っているかを見ておきます。
チャイルドシートはいらない?
自家用車に6歳未満の子を乗せるなら、いらないという選択肢はありません。道路交通法第71条の3第3項は、チャイルドシートを使わない幼児を乗せて「自動車を運転してはならない」と定めています。義務を負うのは運転する人で、違反点数は1点です(道路交通法施行令の点数表)。
警察庁は、チャイルドシートを使っていなかった子の致死率は、正しく使っていた子の約5.3倍だとしています。
一方で、使わなくても違反にならない場面は道路交通法施行令(第26条の3の2第3項)で決まっています。子連れで関係するのは次の2つです。
- 🚗 バス・タクシー
- 一般旅客自動車運送事業の車の運転者が、旅客の幼児を乗せるとき
- 🍼 授乳など
- チャイルドシートに座らせたままではできない世話を、運転者以外がしているとき
車を持っていない家なら、退院や帰省はタクシーで移動し、レンタカーを借りる日だけチャイルドシートを用意する形で足ります。違反にならないことと、安全なことは別なので、タクシーでも乳児を抱いたまま乗るかどうかは考えておく必要があります。
回転式と固定式の違い
回転式は、座席部分がドア側へ回るチャイルドシートです。赤ちゃんを正面から乗せてベルトを締め、そのあと後ろ向き・前向きに戻します。固定式は回らないので、車の座席の奥へ体を入れて乗せ降ろしします。
- 🚗 回転式(この記事のコンビ・アップリカ)
- 乗せ降ろしが楽
- 重さ13.8〜14.9kg
- 3台のうちの2台はISOFIX固定
- 🎫 固定式(この記事のジョイー ステディ)
- 重さ7.6kgで、回転式の約半分
- シートベルトで固定
- 価格は回転式の半分以下
回転式の弱点は高さです。コンビは、回転タイプは構造上、固定タイプに比べて赤ちゃんを乗せるシートの位置が高く、天井までの空間を取りにくいと説明しています。コンビのクルムーヴ R129 エッグショック CAは、これを軽自動車やコンパクトカー向けに座面を低くしたモデルです。
選び方はシンプルです。毎日同じ車で乗せ降ろしするなら回転式。祖父母の車やレンタカーに付け替えることが多いなら、軽くてシートベルトで付けられる固定式が扱いやすくなります。
ISOFIXかシートベルトか
ISOFIX(アイソフィックス)は、チャイルドシートの金具を車の座席の奥にある金具に差し込んで固定する方法です。JAFは、シートベルトでの取り付けが複雑で「2割以上の人が安全とは言えない状態で使用しているという状況がありました」とし、ISOFIXは「コネクタをクルマのシートに直接差し込んで固定するだけで、誰でも簡単に取り付けが可能」と説明しています。
- 🎫 ISOFIX固定
- 差し込むだけで固定でき、取り付けの誤りが起きにくい
- 車にISOFIXの金具が必要
- ⚠️ シートベルト固定
- ISOFIXの金具が無い車でも使える
- ベルトの通し方とたるみの確認が要る
ISOFIXの金具が無い車に後から付ける「後付けISOFIX取付金具」には、基準に合わないおそれのあるものが出回っています。国土交通省は、ISOFIX取付金具が装備されていない車には「シートベルトで取付けするチャイルドシートをご使用ください」と呼びかけています。
通販で買うときは、国の安全基準に合っていることを示すEマークを見ます。国土交通省は、インターネット通販で売られていたマークの無い7製品を買って調べ、国の安全基準に適合していないことを確かめたとしています。この記事の3台は、どれもメーカーがR129適合と公表している製品です。
レンタルという選択肢
帰省先でレンタカーを借りるなら、チャイルドシートも一緒に借りられます。ニッポンレンタカーは、新生児から4歳ごろまで使えるISOFIXの兼用タイプとジュニアシートを、1回の貸し渡しにつき1台1,100円(税込)で貸し出しています。
- ⚠️ 予約が必要
- 「ご予約のない場合、お客さまがチャイルドシートをご用意されていなければ、レンタカーのご利用をお断りいたします」
- ⚠️ ISOFIXとは限らない
- 予約状況によってはISOFIXではないチャイルドシートになることがある
- 👶 取り付けは借りる人
- 係員が手伝った場合も、安全の確認はお客さまに、としている
人から譲ってもらう場合、国土交通省は「事故歴の有無、外観の傷み、製造期間、部品完備、説明書の有無、車との適合性」を確かめるよう案内しています。
ジュニアシートへの切り替え
乳児・幼児兼用のチャイルドシートを卒業するのは、身長が105cmに近づいたころです。JAFは「子どもの身長が100cmを超えるころになると、チャイルドシートのハーネスがきつくなってきたり、頭がはみ出すようになってきたり。そうなったら、ジュニアシートへの交換時期です」としています。ジュニアシートを何歳まで使うか、背もたれなしはいつからかは、ジュニアシートの記事で確かめられます。
楽天で買える3台
3台とも新生児から身長105cmまで使える、安全規則R129に適合したチャイルドシートです。価格は2026年10月10日時点の楽天市場の税込価格で、①はコンビ公式、②はアップリカ公式の楽天市場店の商品です。仕様は各メーカーの公式サイトと取扱説明書の表記によります。
①クルムーヴ R129 CA
- 商品名:コンビ クルムーヴ R129 エッグショック CA
- 種類:360°回転式
- 固定:ISOFIX
- 使える身長:後ろ向き40〜105cm/前向き76cmかつ15か月以上〜105cm
- 体重:18.0kgまで(参考:新生児〜4歳ごろ)
- 重さ:14.9kg
- 規則:UN R129/03適合
- 価格:58,300円(メーカー希望小売価格と同じ)
2023年12月発売のモデルです。座面を低くして、軽自動車やコンパクトカーでも天井までの空間を取れるようにしています。シートをドア側に向けた乗せ降ろしの状態でも5段階のリクライニングができ、頭の部分には衝撃吸収材「エッグショック」が入っています。シートは洗濯機で丸洗いできます。色はブラックの1色です。

②クルリラ エックス プラス
- 商品名:アップリカ クルリラ エックス プラス AC
- 種類:回転式コンパクトベッド型
- 固定:ISOFIX
- 使える身長:後ろ向き40〜105cm/前向き76cmかつ15か月以上〜105cm
- 体重:19kgまで
- 重さ:13.8kg
- 規則:UN規則(UN-R129)適合
- 価格:79,750円(メーカー希望小売価格と同じ)
2026年8月発売の新しいモデルです。新生児の首が前に垂れないよう、ベッドに寝ているような姿勢を保つ「ナチュラクッション」が入っています(身長60cm以下まで有効)。
シートとベースが分かれるので、先にベースだけを車に付けてからシートを載せられます。アップリカは、車が2台あってもベースをもう1台足せばシートを付け替えて共用できるとしています。色はシナモンベージュとメランジブラックの2色です。

③ステディ R129
- 商品名:ジョイー ステディ R129
- 種類:固定式(回転しない)
- 固定:車のシートベルト
- 使える身長:後ろ向き40〜105cm/前向き76〜105cmかつ15か月を超えてから
- 体重:後ろ向き2.5kg以上18kg以下/前向き18kg以下(4歳ごろ)
- 重さ:7.6kg
- 規則:ECE R129適合
- 価格:23,100円
3台の中で一番軽く、一番安いモデルです。本体7.6kgでシートベルトで付けるので、ISOFIXの金具が無い祖父母の車やレンタカーにも移せます。本体の側面にあるダブルロックデバイスで、シートベルトを正しい位置に留めます。
後ろ向きで使うときは、リクライニングを一番倒した状態で使う決まりです。ヘッドレストは6段階で、高さを変えると肩ベルトの高さも一緒に変わります。ボタンの先はジョイーの輸入元カトージの楽天市場店で、色はサンドストーンです。

買うならこの3台
値段は2026年10月10日時点の楽天市場の価格です。
- 軽自動車・コンパクトカーで毎日乗せ降ろしするなら:クルムーヴ R129 CA(58,300円・14.9kg)
- 新生児の姿勢を優先し、車が2台あるなら:クルリラ エックス プラス AC(79,750円・13.8kg)
- 値段と軽さを優先し、車を移すことが多いなら:ステディ R129(23,100円・7.6kg)
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