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雛人形は、女の子が生まれて初めて迎える3月3日(初節句)に向けて用意する節句人形です。買う時期の目安は、日本人形協会の案内で1月初旬から2月中旬。ただし手作りのため追加生産がなく、人気の品は年内に売り切れることもあります。誰が買うかは地方や家ごとに違います。マンションでも置ける幅18〜56cmの4点を、メーカーの仕様で比べました。価格は14,990円〜101,200円(2026年10月9日時点の楽天市場)。

雛人形はいる?いらない?
買うかどうかは家庭で決めることです。迷う理由になりやすいのは、置き場所・しまう場所・お母さんの雛人形のお下がりの3つ。日本人形協会と人形店は、それぞれ次のように答えています。
- 🏠 置き場所がない
- 吉徳は「都会のマンション住まいなど、住宅事情に合わないサイズの雛飾りは困るというケースも少なくありません」と書いている
- 横幅18cmの木製や、20cm台の立雛もある
- 📦 しまう場所がない
- 収納箱がそのまま飾り台になる「収納飾り」なら、1箱にまとまる
- 👘 お母さんのお下がりで済ませたい
- 日本人形協会は「基本的には一人一人の人形と考えられます」
- 新しく買わない場合も、その子の記念になる人形を用意して一緒に飾る方法を案内している
2人目の女の子でも同じです。吉徳は、段飾りを置いていてスペースがないなら2人目は小さいサイズにする、または市松人形やつるし飾りを用意する方法を挙げています。
いつ買う?いつから飾る?
| 🛒 買う時期 | 1月初旬〜2月中旬(協会) |
| 🗓️ 品ぞろえ | 11月〜12月が多い(ふらここ) |
| 🎎 飾り始め | 立春(2月4日)ごろ |
| 📦 しまう | 3月3日〜4月上旬の晴れた日 |
| 💰 価格 | 14,990円〜(楽天・10/9時点) |
日本人形協会の案内では、購入は「1月初旬から2月中旬」で、遅くてもお節句の1週間前まで。吉徳も、デパートなどに雛人形が最も多く並ぶのは1月〜2月中旬までとしています。
一方、人形工房ふらここは11月〜12月の購入をすすめています。理由は、雛人形の業界には「販売期間中の追加生産」という考え方がなく、1月に入ると品薄になるからです。
ふらここ自身も例年2月にはほとんどの商品が完売するとしています。
値下がりを待つ買い方は向きません。ふらここは、ひな祭り間際でも時期によって価格が大きく変わることはほとんどないと書いています。ふらここの公式サイトでの販売開始は11月1日13時です。
初節句の直前に生まれた場合は、翌年の3月3日に初節句を祝う家庭が多いとふらここは案内しています。
飾り始めは、日本人形協会によると立春のころからが多く、年が明けた1月上旬から飾る家庭もあります。協会は「雛人形を早い時期から飾ることは間違いではありません」としています。
遅くともひな祭りの1週間前までには飾りたい、というのが協会の案内です。
誰が買う?地域で違う?
昔からの形は、お母さんの実家(子どもの祖父母)が贈るものです。日本人形協会は、嫁入り道具のヒナ型として婚家へ贈った歴史から「ひな人形はお嫁さんの実家から贈るのが普通です」としています。
ただ、決まりではありません。吉徳は「年中行事の作法は、住んでいる地方や家々で微妙に異なります」と書いたうえで、今は次のような買い方もあるとしています。
- 👵 母親の実家が買う(昔ながらの形)
- 🤝 双方の実家で折半
- 👪 若い両親が自分たちで買う
選ぶのは両親が中心になる傾向が強い、とも吉徳は書いています。飾る場所を決めてから、両親と祖父母が一緒に店で選ぶ例が増えているそうです。
仲人や親戚、友人からは、ケースに入ったわらべ人形・御所人形・市松人形を贈るのが一般的(日本人形協会)。
地域ごとの慣習は、日本人形協会が「お節句のスタイルや時期には、地域差がございます」としていて、節句人形アドバイザーのいる店で聞くことをすすめています。
祖父母から贈られたときのお返しは、日本人形協会によると子どもの名前で1週間以内に内祝いを贈る形。お祝いの席に招いた人には、お返しは要らないとしています。
置き場所で選ぶ3つの形
小さめの雛人形は、作りと飾り方で次の3つに分かれます。違いは吉徳の説明によると次のとおりです。
- 🪟 ケース飾り
- ガラスかアクリルのケースに人形と道具が固定済み
- 出し入れの手間がなく、ほこりが付きにくい
- 📦 収納飾り
- 飾り台になる箱に人形と道具をしまえる
- 台に高さがあり、床に直接置ける
- 🪵 木目込み人形
- 桐の粉を固めた胴に、布の端を溝へ押し込んで着せる作り
- 比較的小さなサイズが多い

吉徳は、幅40〜59cmの雛人形を「コンパクト雛人形」として分けています。買う前に、飾る場所の幅と奥行を測っておくと選びやすくなります。
楽天で買える4点
価格は2026年10月9日時点の楽天市場の税込価格です。どれもメーカーの公式ショップ(ふらここ・吉徳・真多呂人形)の商品です。
①ふらここ 木の雛人形ころん
- 形:木製・収納タイプ
- 大きさ:横幅18×奥行18×高さ20.5cm
- 収納:収納箱と飾り台がひとつ
- 価格:14,990円
手のひらサイズの木製の雛人形で、丸い木箱の上に飾ります。収納箱と飾り台が一体なので、飾るのも片づけるのも1箱で済みます。ふらここ公式サイトの価格も14,990円(配送料無料)です。
やわらかいパステルカラーで、ふらここは「ふれて、遊んで、飾って楽しめる」雛人形として作っています。
部品には小さなものがあり、ふらここは子どもが口に入れないよう注意を呼びかけています。

②ふらここ ふくふく 桃うさぎ
- 形:木目込み・親王飾り(男雛と女雛)
- 大きさ:横幅38×奥行23×高さ22.5cm
- セット:雛人形・親王台・雛道具・花飾り(紅白梅)・燭台・飾り台・屏風・桐箱・お手入れセット
- 発送:2週間目以降
- 価格:59,950円
あどけない表情の顔「ふくふく」の親王飾りです。公式の写真では女雛が手のひらにのる大きさで、屏風と飾り台を入れても横幅は38cm、奥行は23cmです。

③吉徳 芥子親王収納箱飾り
- 形:収納飾り・親王飾り
- 大きさ:幅56×奥行36×高さ47cm
- 雪洞:コードレスの電池式
- 型番:748S50662
- 価格:77,000円(送料無料)
木目調の収納箱が飾り台になるタイプで、桜をイメージした三曲屏風とピンクのお道具が付きます。
4点の中では一番大きく、奥行36cmの置き場所が要ります。雪洞が電池式なので、コンセントの位置を気にせず置けます。
④真多呂 高円立雛
- 形:木目込み・立雛(男雛と女雛)
- 大きさ:間口27×奥行16×高さ22cm
- セット:女雛・男雛・屏風・台・作札
- 区分:伝統的工芸品(伝産マーク付き)
- 型番:1952
- 価格:101,200円
間口・奥行・高さがすべて20cm台以下の、立ち姿の雛人形です。胴は天然の桐で、衣裳に本金をあしらっています。真多呂人形公式オンラインストアの価格も101,200円です。
胴が木なので、型崩れや衣ずれがしにくいと真多呂人形は説明しています。4点の中で一番高く、楽天の発送は7〜10営業日以内です。

いつまで飾る?しまい方
「3月3日が過ぎたらすぐしまう」必要はありません。
日本人形協会は、しまう時期を3月3日から4月上旬までの間の、とくに天気の良い日としています。旧暦では3月3日が4月上旬にあたるので、4月上旬まで飾ってもよいという考え方です。
- 🗄️ しまう場所:湿気が少なく乾燥しすぎない押入上段や天袋(吉徳)
- 🐛 防虫剤:衣類用ではなく人形専用のものを使う(吉徳)
- 🎀 何歳まで飾るか:決まりはない(吉徳)
- 🙏 保存できなくなったら:社寺の人形供養に納める。日本人形協会は供養の代行サービスも受けている
吉徳は、雛人形は買ったときの箱でしまうのがよいとしています。箱を捨てずに取っておくと、翌年の出し入れが楽になります。
買うならこの4点
値段は2026年10月9日時点の楽天市場の価格です。
- とにかく小さく:ころん(14,990円・横幅18cm)
- 木目込みの親王を棚に:ふくふく 桃うさぎ(59,950円・横幅38cm)
- しまう場所を1箱に:吉徳 芥子親王収納箱飾り(77,000円・幅56cm)
- 伝統的工芸品を小さく:真多呂 高円立雛(101,200円・間口27cm)
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